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当院で取り扱っているのは呼吸に伴うアレルギーです。具体的な症状としては、くしゃみ、鼻水、せきなどが挙げられます。一方、金属や食べ物に反応して皮膚が炎症を起こしている場合は、一般内科や皮膚科を受診された方がいいでしょう。
特定の季節にのみ起こる症例で、そば粉やキノコ類の胞子などが知られています。花粉については「花粉症治療」の欄を参照ください。
季節を問わず一年中起こる症状で、住環境に左右されることが多いようです。カビやダニ、ペットの毛などが代表例です。
呼吸に伴うアレルギーは類型化されていますので、問診と診断により、原因をある程度特定することができます。ご希望があれば、血液検査をすることで、他にどのようなアレルギーをお持ちなのかを調べることも可能です。
まずは、アレルギーの原因となっている抗原を取り除くことからはじめてみましょう。小まめな掃除のほか加湿器も有効です。それでも症状が収まらない場合は、抗アレルギー薬と炎症を抑えるお薬を併用していきます。
アレルギーのうち花粉が原因となっているものを花粉症と呼びます。日本は南北に長いため、同じ花粉でも地域によって飛散時期が異なります。だいたいの目安を例示しておきますので、参考にしてみてください。
飛散時期~夏を除く通年発症時期~2月から5月の終わり頃まで
飛散時期~1月から6月の終わり頃まで発症時期~2月から5月の終わり頃まで
飛散時期~冬を除く通年発症時期~4月から9月の終わり頃まで
飛散時期~8月から11月の終わり頃まで発症時期~9月から10月の終わり頃まで
アレルギーを引き起こす主な花粉は以上ですが、このほかにもカバノキ科、ブナ科、アザ科、イチョウ、マツなど、さまざまな事例が報告されています。詳しくは当院へ直接お問い合わせください。
投薬治療を除くと、マスクなどを使って「体内に入れない」ことに尽きるでしょう。ただし、花粉そのものではなく「免疫が悪さをする」ので、事前に体の仕組み自体を整える必要があります。花粉が飛び始める前の段階から準備をしておきましょう。
1月の下旬から2月にかけてご相談くだされば、花粉の種類に応じた処置の開始時期をアドバイスいたします。何のアレルギーかわからない場合でも、血液検査を受ければ、一週間ぐらいで結果が判明します。
一般のアレルギーと同様、お薬による治療が中心となります。また、最近注目されているのが、スギ花粉に対する舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)です。専用の液体を舌の下に含ませるだけの簡単な方法ですが、一定期間続けないと効果が望めません。当院では、毎年5月から12月まで申し込みを受け付けております。